映画内演劇以上に演劇的に物語が展開されていくのは、黒沢清作品に見られるさだめられた暴力と同様におもしろい
後のリヴェットで感じられた現実と虚構が溶け合う感覚ではなく、画中画みたいに現実とを切り離し…
ノワールだったけど、
なんだかセリーヌとジュリーに通ずるものを感じる。
両作とも、自分の知らない世界に近づいてゆく高揚感と不安感があるの。
セリーヌとジュリーは非現実を現実に引き寄せるけど、
今作…
パリ、演劇と陰謀──ジャック・リヴェットの長編デビュー作。デビュー作にして演劇と陰謀のモチーフが登場しており、リヴェットスタイルの萌芽が見られる。そしてデビュー作からちゃんと長い。今年はけっこうリヴ…
>>続きを読む映画における普遍性はない
出来事と同じで"いつ","どこで","誰が","何を","どのように"が重要
今まで自分がどこかで"いつ","どこで"をみないようにしていたのに気づく
この映画は1961年…
リヴェットの長編デビュー作。トリュフォー『大人は判ってくれない』でアントワーヌが両親と一緒に観に行った映画でもある。巨大な闇の陰謀の影で支配されるパリと、パリを支配する何か。「パリはわれらのもの…?…
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