レッドアップル

パリはわれらのもののレッドアップルのネタバレレビュー・内容・結末

パリはわれらのもの(1961年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

今と違う、一夜の革命を信じていた時代。
陰謀に囚われ、さらにそれに加担した主人公の兄を殺してしまうあの女の優しさや余裕のなさ。和田まんじゅうが言うところの、「こうなっちゃってる」状態。
自由を求めていたはずなのに、いつの間にか自ら「陰謀論に覆われた世界対自分」の対立構造にはまり込む。そして砦としてのパリに固執する。それがいちばんのパラノイアではないか。