想像以上の闇だった。
政界に大きな影響力を持つ畜産業界から環境保護団体への支援と圧力、
「動物と環境の保護活動が国内のテロ脅威のトップ」というFBI 発言、
何の団体にも属していない個人のジャーナリストを畜産業界に不利益なだけでテロ対策本部が監視しているなんて!
大きな火種になるからと映画のスポンサーがおりたところがガチすぎた。
そういえば、アメリカの食品業界のロビイストの圧力で、国連の報告書から、人間の砂糖の摂取量や害悪についての文面が削除されたこともあったな。それほどに業界利益に反することに敏感で強いチカラを持っている怖さ。
サステイナビリティや循環可能な社会って、雑誌でもよく目にするようになったけど、多くの人が、環境負荷を減らすとか、せいぜいリサイクルのような循環認識じゃないかな。
この映画を見て思ったのは、「身の丈に合った生活」ということ。
現在の人口を養うだけの畜産を行うには圧倒的に土地が足りないし、漁場では大型網で乱獲しなければならない。農業に比べて圧倒的に効率の悪い食料生産方法だからだ。
破綻した家計で、環境への借金を重ねている今の私達の生活は破綻が目に見えてる。
ならば、生活を変えなければならない。
