女子高のグリーンツーのネタバレレビュー・内容・結末

ストーリー自体は面白かった。表面上、仲良しに見えるグループの「裏」を上手く使ったストーリー、そしてどんでん返しの使い方はセンスをすごく感じた。だけど…ミステリーを映画にするのは、それ自体がやはり難しいんだと思う。そのことを痛感させられる仕上がり。

ミステリーにおいて「犯人」は、主人公が犯人でない限り主人公に次ぐ存在。作品の中で注目度は高い。となると、演じる人も演技力やネームバリューがある人になる。だから、役者の名前を眺めただけで「こいつ怪しい」と感じてしまう場合が少なくない。二時間ドラマなんて、このパターンで何度興ざめしたことか。

そしてこの作品も例外ではない。勘がいい人なら間違いなく、観る前から犯人が分かる。これを防ぐには、やっぱりAKB48のメンバーをもっと入れておくべきだったと思う。峯岸みなみ自体は良かったと思う。