ジェイティー

溺れるナイフのジェイティーのレビュー・感想・評価

溺れるナイフ(2016年製作の映画)
3.0
15歳の少女夏芽は人気モデルであったが日々の暮らしに退屈していた
そんな時東京を離れた港町で出会った少年航一朗に惹かれるお話。

自然描写やカットバックなどエモーショナルな映像にその時にしか撮れない透明感満載な主演二人の姿が印象的でした。

しかしながらお話と二人の行動心理自体、理解はするけれども共感するには自分が歳をとってしまったため、イマイチでした。
夏芽ちゃんの彼氏に心酔しちゃうめんどくさい感じとコウちゃんの自由気ままと言いつつ町の行事はちゃんと参加する田舎のヤンキー感は手のかかる子供達を遠目に見るような感じで終始鑑賞しましたが、
最後まで共感できずに終わりました。

どちらかというと二人と良い関係性を築いている重岡君演じる大友君に共感しました。大友君、お前漢だよ。
クライマックス直前、大友君とコウちゃんが何気ない会話をするシーンは
本作で最も好きなシーンです。

重岡君はジャニーズWESTのメンバーとして有名ですがお芝居をもっとやった方がいいのに、そのぐらい本作の演技は良かったです。