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溺れるナイフのjunのレビュー・感想・評価

溺れるナイフ(2016年製作の映画)
3.5
すごく久々の再視聴。
今改めて観てもやはりストーリーには惹かれるものがない。漫画原作ということですが原作ファンの方からするとそのほとんどが表現しきれていないという声が多いのだとか…
映画だけ観たものからしても最初から最後まで何が言いたいかさっぱりわからない。
なぜ走ってるのか、意味がありそうでないようなセリフを叫んだり完全に2人の世界という感じで置いてけぼりを食らって困惑する。
でも最後まで観ちゃうのはやはり主演2人が魅力的だからだろう。
とんでもなくキラキラしているし送り合う目線や醸し出す雰囲気が自然すぎて演技に観えない。それが8年後本当の夫婦になってるんだからそりゃこの空気感出せるはずだな…と感慨深くもなる。

そして大友を演じた重岡くん。
彼の話す関西弁はなんであんなに魅力的なのか…。標準語の役も観たことあるけど確実に関西弁の方が魅力が増すという不思議現象。関西弁なんて飽きるほど聞いてるけどまた格別に好きだなと感じる。
彼が兵庫出身だから当然と言えば当然だけどあのクシャッとした笑顔から関西弁が出てくることがまたいいのかも。菅田くんの関西弁とはまた違った何か人を惹きつけるものがある気がする。特に眉毛をいじってふざけ合うところからのキスシーンは初めて観た時、アドリブっぽく観えてドキッとした。若いのにとんでもない武器持ってるなと思った。

無愛想でジャックナイフのような危うさがあって何考えてるかわからないコウより、いつも隣でニコニコしてて笑わせてくれてたくさん愛をくれそうな大友の方が絶対に幸せにしてくれるとわかってるけどあの歳の女の子が選ぶのって大概がコウ派。
大友はきっといい人止まりの代表格みたいな感じなんだろうな。

“ミステリアスなところに惹かれる”っていくつまでの話でしょうね。笑
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