Mary

溺れるナイフのMaryのネタバレレビュー・内容・結末

溺れるナイフ(2016年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

小松菜奈の圧倒的美しさ、金髪でスカした菅田将暉の美しさと孤高感が醸し出すエロさ、絶妙にイヤらしいおじさん感の出ている志磨遼平、所々で挿入される大森靖子の楽曲(千史さんカバー)、彼氏の垢抜け度に左右される女の価値、田舎独特の慣習と閉塞感、海のそこはかとない青さ、が詰め込まれていた。

原作未読で、監督と出演陣に惹かれて見た。
鮮やかなブルーが眩しい舞台、
そしてなにより劇伴が美しかった。サントラが欲しい。

ハンドメイドハンド(だっけ?)の歌詞が、大森靖子ちゃんがZeppで言っていた「奇跡は手作り」というのとリンクして、だからここで引用されるんだなあと思った

周りの観客は中高生が多くて、見終わったあとの感想が「怖かった」「難しい」「よくわからなかった」という声がたくさん聞こえてきたけれど、
わたしはそれより鮮やかさが印象に残った。
絶妙なバランスで挟まれる、赤(椿が散るところ、血の比喩かしらね)と青(海、コウちゃんの象徴?)のコントラストが素敵だった。
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