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葛城事件のpoetのレビュー・感想・評価

葛城事件(2016年製作の映画)
3.3
終盤にこの映画はいつ終わるのかと
残り時間を何度か確認した。
だらだらと続く地獄の終わりが
訪れるとは思えなかった。

葛城事件

○○事件といえば
その事件を象徴する地名であったり
被害者や加害者の俗称だったりするのに
葛城家そのものが事件なんだな。

皆、その種を持っている。
葛城父のような人と出会い
主導権をとられてしまうと
妻や子のように歪みとなって
芽を出す。

葛城父の歪みもまた
そういった連鎖の結晶なのかもしれない。

大切なのはその種は誰もが持っていると
自覚することだと思う。

種のまま、せめて草。

みかんの木のように実が結んでは
いけなかったんだ。
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