終盤にこの映画はいつ終わるのかと
残り時間を何度か確認した。
だらだらと続く地獄の終わりが
訪れるとは思えなかった。
葛城事件
○○事件といえば
その事件を象徴する地名であったり
被害者や加害者の俗称だったりするのに
葛城家そのものが事件なんだな。
皆、その種を持っている。
葛城父のような人と出会い
主導権をとられてしまうと
妻や子のように歪みとなって
芽を出す。
葛城父の歪みもまた
そういった連鎖の結晶なのかもしれない。
大切なのはその種は誰もが持っていると
自覚することだと思う。
種のまま、せめて草。
みかんの木のように実が結んでは
いけなかったんだ。