葛城事件の作品情報・感想・評価

「葛城事件」に投稿された感想・評価

なな

ななの感想・評価

3.8
怖い、怖い…。
BGMがクラシックで優雅なのも怖い。

次男の妻になった女は完全に私の理解の範疇を超えていて不気味。
歪んだ家庭の中で、長男の保が一番苦労していただけにその結果がやるせない。
暴力的で横柄な父親、何もできない母親、口だけで何もしない子どもなんて探せばどこにでもいると思う。
パッと見ありふれた家庭だけど長年の積み重ねで大きく歪んでいくんだろうな。

崩壊していく家庭を演じる俳優の皆さんの演技力がすごい。
chnhmn

chnhmnの感想・評価

3.7
家族である地獄。難しいテーマ。
どこにでもありそうな家庭。一歩踏み外せばどこの家庭にも起こり得る事なのかも知れない。
Tomoo22

Tomoo22の感想・評価

3.5
なんというか、地獄絵図。
自分の家族を振り返ってみても、そんなに遠くの話じゃない。

誰にでも間違いをする事はあるけど、自分のプライドとかを優先して大切な事を後回しにしていたら、こんな風に家族なんて崩れ去ってしまうんだろうな…
胸糞悪い。
星野順子(田中麗奈)が最後までよく分からなかった。一番狂気かも。
観るのに覚悟が要りそうで、ずっとNetflixのマイリストに鎮座していらっしゃいましたこちらの映画。
「冷たい熱帯魚」を観て以来、タガが外れたかの様に鑑賞!わかっちゃいたけど、暗い暗い暗い!

素晴らしいのは、人の心が壊れていく様を一人一人忠実に描いている所。

父、葛城清(三浦友和)。マイホームを持つ事=一国の主人(あるじ)となって家族を守る事が信念。決して自分が間違っているとは考えず、力で家族を支配する。

母、葛城信子(南果歩)。食事はもっぱら出前とコンビニ弁当。清の支配下で思考停止しており、夫を愛していない事に気付く。

兄、葛城保(新井浩文)。良い学校、良い会社、父の言う通りのレールに乗って聞き分けの良い子どもだったが、リストラの憂き目に遭うも、家族に言い出せずにいる。

弟、葛城稔(若葉竜也)。引き篭もりのニート。人生、一発逆転させる事を夢見ている。父からの抑圧にフラストレーションを溜めている。

見事だ。
家族全員が少しずつ歪み、壊れていく。
そして稔が起こしてしまう、無差別殺傷事件。

この映画は、人の心の壊し方を丁寧に見せてくれる。何処にでもいそうな家族達が堕ちていく。

三浦友和のクズっぷり演技は流石だ。この人、本当にMr.インクレディブルか!?

しかし、この映画で本当に気持ち悪いのは清でも稔でもない。以下、ちょっとネタバレ含みますので、未見の人はturn back,please.















誰が一番気持ち悪いって、田中麗奈演じる星野順子に他ならない。死刑反対論者の彼女は見ず知らずの稔と獄中結婚を果たす。稔は愛を知らずに生きてきた。自分が愛せば稔も変わる筈。自分の罪とも向き合う筈だと。

えーと、意味プーなんですけど。

彼女の語る愛に1㍉も共感出来ず、ただただ理解不能。
狂気に映る清や稔は、まだ理解出来る。
共感は出来ずとも理解は出来る。

しかし、星野順子の脳内は独り善がりなセオリーで勝手に稔を救えると信じ切っている。毒々しい色のお花畑が彼女の脳内に広がっている。

「凶悪」において、山田孝之演じる記者が観衆の代わりに目となって耳となって事件を追うのは良い。僕らは彼を通して事件を追体験し、恐怖し、気が狂う疑似体験が出来る。

しかし、本作における星野順子はその役目を果たしてはくれない。

終盤、何もかも失った清が順子に襲い掛かり、「家族になってくれ」と懇願する。「俺が3人でも殺せば俺の妻になってくれるのか?」と。順子は驚き、軽蔑の眼差しで「貴方、それでも人間ですか!?」と声を荒げる。

いやいやいやいや。
それを言うなら、貴女こそそれでも人間ですか?

加害者家族の生活と心にズカズカ入り込んで、自分勝手な愛に陶酔している。清の理論は間違ってはいない。

殺人鬼を理解するより理解し難い、この宇宙人みたいなキャラクターをどう捉えて良いかわからず、この映画の捉え方までぼやけてしまった。

三浦友和、若葉竜也、南果歩、新井浩文、葛城一家を演じた彼らは素晴らしかったし、ラストシーンも良かったのに、実に勿体ない。

邦画の鬱っぽさって凄い。
湿気が凄い。
次は…ヒメアノ〜ルかな!
出来れば、頑張って、いつかは、観たいです。
救いのない内容💦
それほど無茶苦茶な家庭ではない分リアル。三浦友和が怪演✨
KBK

KBKの感想・評価

3.9
2018.10.2

胸糞悪くなった。こっちが滅入ってくる。でもそれってめっちゃくちゃ凄いことだと思う!なんか言ってることわかるけど、理解はしたくないし、できない。

もっと幼少期の描写が欲しかったなぁ

なんでこういう人になってしまったのか、をもっとみたかった。
たくや

たくやの感想・評価

3.9
こりゃスゴい邦画ですよ。
どこの家庭でも、殺人鬼が生まれてくる可能性を感じさせるお話。


ある男が、無差別殺傷事件を起こすまでの経緯が家族の出来事や目線で描かれる。
彼は、悪ではなく、弱者だから、無差別殺人を犯してしまった。
 

そんな弱者に育ててしまった家庭環境を責めるべきなのか?
このとても難しいテーマを描いている。


殺人鬼の父親である三浦友和。殺人鬼の若葉竜也。
この二人の演技が凄すぎて、さらに引き込まれた。

二人とも普通の人間なんだけど、クズである。
言動一つ一つにクズが垣間見れる。
三浦友和のウザイ親父具合は本当にスゴい。
どこにでもいる“老害”的なおっさんを見事に演じている。
“どこにでもいる”というのが怖い。
誰しもが殺人鬼の親になりえるんじゃないか?と本気で思わせてくる。


そして一番の見所は、
無差別殺傷を起こすシーン。
アーミーナイフを出すところを目撃するサラリーマン視点から始まる。
その後、学生を切りつけたのを皮切りに、次々と刺していく。
恐怖で動けなくなる人達がリアルに描かれすぎていて、怖かった。
とても素晴らしい。


終始暗いので、鬱映画好きな人にはオススメ!
02

02の感想・評価

5.0

このレビューはネタバレを含みます

父親の悪さが目立つけど、幼い息子が出血してるのに、奥さんに「大袈裟」と言い、息子を殴った弟に「早く仕事見つけな」としか言わない長男も中々だと思う。弟が面倒で関わりたくない感じ。弟にそれを見透かされてる。長男が「店を継ごうかな」と言ったシーンは見ていて辛かった。なのに父親は次男のことや自分のコンプレックスからか長男がサラリーマンであることを望む。

最後の方、長男の奥さんが実家のお母さんに家事を任せ働きに行き、すぐに生活を立て直してる。崩壊したままの葛城家との対比に見えた。
xxxnonsan

xxxnonsanの感想・評価

3.5
人の言いなりにしかなれなくて逆らえない母と
傲慢でプライドの高い父と
摩擦を起こさないことだけに神経つかってるような兄と
微妙なズレの家庭で大きく歪んだ弟と
誰かのためにっていう大義名分を正義として振りかざす女と。
それぞれ普通に存在する人達が集まるとこーなるのかっていう。
かっこいい三浦友和があーなるのはすごい。
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