きゅ

葛城事件のきゅのネタバレレビュー・内容・結末

葛城事件(2016年製作の映画)
2.8

このレビューはネタバレを含みます

良くも悪くもリアルで胸糞でもなんでもなかった。今でもこんな歪んだ家族珍しくないんじゃないかな。田舎はまだこんなだと思うよ。事実は小説より奇なり、ですよね。
保が自殺をしたのも、稔が無差別殺傷を起こしたのも、最後外から見えるところでわざわざ自殺しようとしたお前の血じゃんwって笑っちゃった。
事件を起こした本人の稔にスポットを当てたいのか事件を起こす息子を育てた頑固で暴力的な父親にスポットを当てたいのか、はたまたそんな旦那と息子の機嫌を取ることに精一杯で不安定な母親なのか、いちばん謎だったのが稔と獄中結婚をし死刑廃止論を唱える星野順子なのだけど、いろんな実話をモチーフにしたからか登場人物が散らばりすぎてどの人に感情的になればよかったのかがわからない。あんまり胸糞映画として賞賛されてる意味がわからない映画だった。これが苦しいって思う人、閉鎖的な限界集落のような田舎を知らない人なんだろうな。
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