ケロケロみん

葛城事件のケロケロみんのレビュー・感想・評価

葛城事件(2016年製作の映画)
4.5
心の無い人間に心を入れ替えろと言っても元々ないので入れ替えようがないって話。
父親・清の内省のない、全てを社会や他人のせいにする話し方どこかで聞いたことがあると思ったらアル中の自助グループによくいるおっさんの与太話ソックリだった。もう手の施しようがない。



サラリーマンがエスカレーターで降りている途中、サバイバルナイフを取り出し階段を下る稔を発見するところはすごく怖かった。逃げられない。理屈は通じないし罪悪感もない。

そして、どこかでみたことがあるなぁと思ったら本厚木の駅から映画館までいく地下通路でのロケだった。余計恐ろしい。

あんまり関係ないけど先日定期的に行ってる血液検査の採血の際看護師に「血が固い」といわれ、人一倍長生きしそうなタイプのはずだったのにどうやら血液ドロドロの上をいくひどい状態ではいつどうなるかわからないので、こんな事件に巻き込まれても、人生に悔いの残らない生き方をしたいなー
と思った。