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葛城事件のもちのレビュー・感想・評価

葛城事件(2016年製作の映画)
1.5
最近の、邦画の気持ち悪い感じが詰め込まれている映画のような気がする。とくに救いや教訓もなく、ただただ闇を見せて行く…。演技はさすが。

事件に一番のフォーカスをもってくるわけでもなく、この「嫌な男」を描き続けている。同情もできないし、エンターテイメント性もなく、生々しいかというと…?。確かにこういう嫌な人はいると思うけれど。

この空虚で散らかった家族が、無差別殺傷事件の犯人を産んでしまったという事は恐ろしい。実際の事件の背景にもそういったことがあったりするのかもしれないし、もしくはいたって平和な家庭だったりするのかもしれない。
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