Kコ

ハッピーエンドのKコのレビュー・感想・評価

ハッピーエンド(2017年製作の映画)
3.0
アカデミー賞の外国語映画賞にノミネートされているという「HAPPY END」
薬物中毒になった母の入院により、娘は離婚した父のもとに身を寄せる。
そこには、ブルジョワな3世帯の家族が。おじいちゃん、おばさん、おばさんの息子、父の新しい再婚相手、そして、赤ちゃん。
みんなそれぞれ問題を抱えるのに、それぞれに無関心。
無関心のすれ違いからうまれる歪みをおじいさん、娘の目線から描いてる非常に、非常に、フランス映画っぽい、映画!
(正しくはオーストリア映画)

みんな他人に興味がないから、こうも問題が起きるんだよとこの映画はいうのかもしれないけど、正しい人間なんていないし、赤ちゃんがいるのに不倫する父でも、必死に娘を気にしてようとするほうになぜか感情移入してしまうほど、この映画の登場人物は誰も好きになれない。
でも、そこに本質が隠れているのかもしれない。
おそらくもう少し私が賢くないといけないと楽しめない映画でした。
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