ハッピーエンドの作品情報・感想・評価

「ハッピーエンド」に投稿された感想・評価

kumi

kumiの感想・評価

3.0
最初から最後までいやーな感じの
ミヒャエル・ハネケ節今回も健在。

あの少女の闇が深すぎて
手に負えないし、それに気づいていた
ジャン=ルイ・トランティニャンが
自らの最後の手助けをさせるのには
ブラックが効いていた。

「愛、アムール」の続きと考えて
いいんだよね、それで合点がいく。
IKUKO

IKUKOの感想・評価

3.4
キャラクターそれぞれが持つ孤独感。
タイトルの「ハッピーエンド」も個々に解釈があるからなかなかに興味深い。

SNSを通しての描写は、この無機質さがなんとも皮肉に思えた。

まだすぐには考えれないし、考えも時々で変化していくであろう自分の「ハッピーエンド」について少し考えた作品。
Shiho

Shihoの感想・評価

3.6
めちゃくちゃ面白かった

鮮明だけど陰影のある美しい映像が登場人物の存在感を際立たせていてイイ

難しい印象のあるハネケ監督だと思うけれど、これはセリフも多くて分かりやすく、感情移入しやすいと思う

飽きるシーンが全然ない
孫が象徴するシニカルな視点が痛快ですらある

おじいちゃん衝撃告白シーンの孫のTシャツ★
さいこう
てちん

てちんの感想・評価

3.5
お金持ち一族の人間模様に潜む闇を描いた物語
何不自由無さそうに見える裕福な人ならではの
苦悩や痛みを垣間見た様で興味深い作品だった
毒味の強い内容と鮮やかな映像の調和が魅力的
解せない部分もいくつかあるので改めて観たい
Haruki

Harukiの感想・評価

4.3
ハネケらしい気持ち悪さと鋭さが健在。

家族の実像と虚像を抉り出し、「愛と死」というテーマを描く。
そのドラマの中にSNSや労使問題、難民問題などを入れ込んだ複雑な作品。

「愛、アムール」とほぼ同じ展開が、ジャン=ルイ・トランティニャンの口から語られる。
ShoseiH

ShoseiHの感想・評価

-
集団心理の中での個人心理の闇というか...
ハネケ節炸裂
どことなく共通項がある自分の実家の家庭環境に照らし合わせてしまい、ラストのオープンエンディングで身の回りの現実に落とし込まされて感慨深くなってしまった。
ツタヤ

ツタヤの感想・評価

3.0
「僕は苦しみの放尿で君を慰めよう」こんな感じの変態ワードが連発。今作でもハネケ先生の極上の変態性が発揮されています。

変態の自覚がない自分にとってミヒャエル・ハネケは苦手な監督さんでしたが、今作は毒気が控えめのせいか割と見やすく感じました。エヴ役ファンティーヌ・アルデュアンちゃんの透明感とラストの真っ青な空や海がハネケさんの毒気を中和してくれていたのかもしれません。
サボン

サボンの感想・評価

4.0
2018鑑賞 🌟

無関心と無責任
自分以外の誰かが問題を引き起こしていると、そう思っているのが伝わる。

スマートフォンごしの映像って、どうしてこんなに冷たいんだろう。
傍観者でいることを選びがちな自分にじわじわと突き刺さる。

見たくないものを見る、問題提起の映画、だと思う。セブンスコンチネントの心をバキバキにかち割られるような衝撃とは、また質感の違ういやな感じ。

わたしの目は、二時間スクリーンに磔だったけれど、途中で席を立つ方の姿もちらほらとあった。
良し悪しとは別に、好みの問題はあるので、おススメするには人を選ぶ作品
こやち

こやちの感想・評価

4.0
ママが入院して、再婚したパパとパパの実家で夏を過ごすエヴ。その家の家族はみんな問題と秘密を抱えている。

祖父は妻に先立たれ自らも生きる事に飽いている。祖父と孫娘の持つ秘密。死を身近に感じている二人。祖父の思う死は、自分の手で触れる実感の伴う物だろう。妻の苦しみも自分の痛みも冷たさも。孫娘のそれはファインダー越しの遠い死か。離人症のように現実感が無い。それでも二人はやんわりと秘密を共有する。

祖父の言うように、現実の死は耐え難いけれどファインダー越し画面越しの死ならば遠いものとして受け止める事も出来るのか。

死に向かう祖父にスマホを取り出すエブ。
メル

メルの感想・評価

3.9
ミヒャエル・ハネケ脚本、監督作品。ハネケは当時75歳。

スマホの画面越しにハムスターに薬を与え殺すエヴ。
もう少しで13歳になるこの笑わない娘エヴ、彼女のスマホの画面が切り取る世界に背筋が冷たくなる。

登場人物もそれぞれに秘密を抱えていたり、自己中心的だったり不器用だったりと、経済的には恵まれていても精神的には満たされていない人間たち。

祖父と孫娘であるジャン=ルイ・トランティニャン演じるジョルジュと、ファンティーヌ・アルドゥアン演じるエヴが書斎で向かい合って話す場面は迫力あります。

あの名優トランティニャンを相手に堂々たる演技です。

「愛・アムール」を引きずる様なジョルジュの告白にエヴも友人に薬を盛った告白をするけど、1番大きな秘密は最後まで言わない。

ジョルジュの「愛あるが故の行動」と、エヴの「自己中心的な冷酷さ故の行動」の数々。

そんな事をテーマにこんな風に描けるミヒャエル・ハネケ監督の若さを痛感させられる作品でした。

「アメリ」の恋人役だったマシュー・カソビッツが変った性癖のおじさま役だったのと、エヴのTシャツの「 I ☆ JAPAN」は少しだけ笑える。
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