ハッピーエンドの作品情報・感想・評価

「ハッピーエンド」に投稿された感想・評価

おいらはミヒャエルハネケ大好き少年だよ〜!おいらが見なきゃ誰が見るってんだい!

映画館で見てきました。
途中まで起伏がなさすぎて、ジジイ尖ってんな〜と思ったけど、フランス映画ってそういうものでしたね。ジジイ関係ないわ、ごめんねハネケ

映像で感情をコントロールされるみたいな感覚がいつもより弱い?かな?

ざっくり言うと実家映画でした。いや〜な実家の描写がしつこい。ハネケ実家嫌いなの?私は嫌いだから、そういうところ面白いと思ったよ。ハネケ大好き!

番犬に噛まれたら医者に行こう!という教訓を得ました。
吉備

吉備の感想・評価

3.5
登場人物の映画内のシーンだけではわかり得ないそれぞれの本性を視聴者に考えさせる(ように誘導させる)演出は流石だと思う。
2018 12・16 観賞
ハネケ作品は面白い!
ジャン=ルイ・トランティニャンも年取ったなあ。
ラストシーン好きです❗
ジーナ

ジーナの感想・評価

4.0
大富豪の三世代に渡る家族それぞれが抱える闇を炙り出す。
現実のどんな家族でも抱えてるような秘密や罪、悩みが徐々に姿を見え始めていくのでリアリティあります。

本当のハッピーエンドってなんなんだろう?
あえてこの言葉をタイトルにしたのは、それが永遠の謎だからだろうか。

長回しが多用されていて、その長ーい静けさの裏に隠された闇の部分がクスクスと笑いを誘います。
よく分からないシーンもありましたが・・・

ただ、打ち明かされるそれぞれの秘密なのですか、もっと事前に伏線を置いておいたり、後の展開に影響を与えても良かったような。
その暴露があまり活かされていない気もする。

何よりもファンティーヌ・アルドゥアンの熱演が光る。
いい子なんだけど今時な部分がこの話の鍵となります。
唖然となるも妙に理解できてしまうラストシーンに現代社会の闇が凝縮されている気がする。

このレビューはネタバレを含みます

フランスのカレーに住む、とある富家の三世代に亘る姿を描く。


この家族に共通しているのは、各々がその内面に闇を抱いて、しかしそれに自分で気づいていないところだろう。
母殺し、工事現場の崩落事故、交通事故という3つの点が1つに収束するとき、皮肉にも彼らを繋ぎとめているのが家族としての絆ではなく、その分断であるのに、観客は気づくはずだ。


年老いていく自分を嘆いて死にたいと願う祖父。
事故にみせかけて死ぬのが失敗し、道行く移民の青年に話しかけて(おそらく殺してくれるよう頼んで)断られる。


工事現場の事故が原因で母親の期待を裏切り、自分の未熟さを突きつけられた息子が、当てつけに移民青年を母親の結婚パーティーに招く。


SNSに母親の殺害を仄めかす内容をアップロードする娘。
それを画面越しに見つめる不穏さ。
娘もまた、SNSのなかでしか自己表現ができない。


そこから見えてくるのは、現代フランスにおけるブルジョワジーの傲慢さだろう。
移民問題やSNSを絡めながら自分たちの正当性を担保しようとしても、そこには自分自身の姿を自分で晒していく痛々しさしか残らない。

死によってしか自分を表現することのできない不毛さと、それを無作為にSNSで晒していくことの無感動さが同居するとき、それを他人事のように眺めている我々もまた、その深淵を覗いているのだ。


晒されているのは移民ではなく、常にそれを画面越しに傍観しているだけの者たちなのだ、と。

このレビューはネタバレを含みます

初ハネケ。

日本でいうと海辺のリア的な?

でも、あれは本人は死にたがってないし、SNSの闇的なものもない。

画的にイメージが似てるだけ。

余分な説明がないし、わからない部分もあったが、楽しい体験。

続編的な立ち位置にある本作は愛アムールを見てない私でも難解ではなかった。

若い世代から見たSNSの闇と
ベテラン監督から見たSNSの害悪は、同じなようで、違う部分もあって、そこが面白い。

深い意味をもっと含んでいるようにも見えるので、本作の評論を読んでみます。
citron

citronの感想・評価

4.0
13歳の女の子がスマホで動画配信してるママの歯磨きのシーンから始まり(ほのぼの系ではない、女の子はママにウンザリして、黙らせたいと思ってる。これってほとんどの女の子が思ってることかも。。。普通は思ってるだけだけど。)、そこからショッキングな映像と、チャットで交わされるおそろしい会話が続いて、映画館で「ぎゃっ」と声が出そうに💦
冒頭からぼーっと見ていい映画でないことがわかって、早々に覚悟決めた(笑)
家族と愛、フランスの地方都市でのブルジョワの生活や環境とすぐそこにある難民の問題。SNSの中にしかない生。死はリセットではなく、終了。ゲームだと命が何個もあってやり直せたり、蘇ったりできるけど、現実は終了。殺せても、生き返らせることはできない。SNSの中だけで生きていると、現実と非現実が曖昧になってくる。命だけは一つしかないこと、わからなくなってる。
最後のシーンは最初のシーンと対をなすようなショッキングな展開で、またあやうく声をあげそうだった💦
全然ハッピーな終わり方じゃないけど、映画の終わった瞬間ではなく、作品のその後にある意味ハッピーエンドが訪れるのかもとも思えた。
この映画のタイトルは「ハッピーエンド」。しかし監督名を見ると、そのままハッピーエンドな映画で終わるとは到底思えません。

監督はミヒャエル・ハネケ。癖の強い映画撮らせると天下一品な監督。
彼の作品は今まで「ファニーゲーム」と「隠された記憶」しか見たことはありませんが、それだけでもこの監督がただ者ではないのが分かります。

固定カメラでの長回し、余計な音楽は一切入れず、その場の空気感をリアルに伝える彼独自の作風は、本作でも存分に発揮。

一見裕福に見える一家の各人が抱える闇。それを1時間45分の時間で、静かながらもじっくり確実に炙り出す作品。
どう転ぶか読みづらい展開にハネケ映画の醍醐味を感じました。

現代ならではと言えるSNSの問題や、家族同士の関係。そして移民問題にも一石を投じています。無駄がなくあっという間に過ぎ去る上映時間。

決して手放しで好きと言いづらい作品ではありますが、見応えは存分にある作品です。

何より驚いたのは、物語のキーを握る13歳の娘エヴを演じたファンティーヌ・アルドゥアンの演技力!

劇中ほとんど笑顔を見せず、常に心に闇を抱えている少女を、見事に演じていましたね。本当に13歳とは思えない!今後の更なる飛躍が楽しみです。
KW

KWの感想・評価

3.8
採点の難しい映画。居心地の悪さはラストシーンで何となく落ち着くもすっきりとはせず。違和感を楽しむ映画かな。I☆JAPAN
ハムスターのところで泣いてしまう…エヴのお家めっちゃかわいい
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