このレビューはネタバレを含みます
ハネケ愛で二度目の鑑賞。
作品への賞賛と、なんかもう愛が溢れて泣いた。映画はツーショットの断片によって構成されているのだが、このツーショットこそが、人間関係の本質へ理解を深めている。そもそもヒトとヒトはいつも一対一だ。
誕生パーティーは個々の持つ関係が整理される場となるわけだが、息子の不倫相手を前に何も知らずニカッと歯を見せて笑う85歳のお父さんが最高にキマる...
劇中、繰り返し「いくつだ?」と訊かれるエヴちゃんはずっと余所者だ。年齢は、例えば親戚の親戚への問いであった。
余談ですが、イザベル・ユペールって本当に肩が細くて華奢。すき。