Jeffrey

紹介、またはシャルロットとステーキのJeffreyのレビュー・感想・評価

3.0
「紹介またはシャルロットとステーキ」

本作はエリック・ロメールが1951年にモノクロスタンダードサイズでフランスで監督した10分の短編で、今回BDの特典に入っていたので初鑑賞した。50年代のフランスでは、上映時間が1時間に満たない短編映画は、主に映画館で、上映時間が1時間以上の目玉番組の長編映画の上映に先立って、各数分以内の予告編や広告映画に続き、番組の1部の添え物として上映される時事報道映画が、教育機関等で上映される教育映画だった。1950年代半ばから60年代初めにかけて、短編映画は、映画演出の未経験者の無名の若い演出家の演出の力量を推し量るため試金石とも見なされた。そういった中、31歳のロメールが監督した本作は、雪山の場面はスイスのヴォ州の山地で1951年12月のある日、キッチンの場面はパリで52年2月のある日に実質2日かけて撮影されたそうだ。
Jeffrey

Jeffrey