せきもと

ちえりとチェリーのせきもとのレビュー・感想・評価

ちえりとチェリー(2015年製作の映画)
3.0
授業にて

死のモチーフは東日本大震災に繋がるらしい。
人形アニメーションといえばシュヴァンクマイエルを代表としたアートアニメーションの領域で、セル(ルック)アニメーションが主流の日本では馴染みがない。
ロシアの国民的キャラクターである『チェブラーシカ』の新作長編を手がけた中村誠監督(世界中でバッシングを受けたらしい笑)、キャラクターデザインも『チェブラーシカ』スタッフのレオニードシュワルツマン。アートアニメーションの印象が強い人形アニメーションを「アニメ」のような間口の広いものにしたいという意図もあったよう。
人形アニメーションはやっぱりキャラクター商売かホラーじゃないかな、と思う。命のない実物を模したものが生きているように動く(人形をアニメーションにする)というのはやはり怖い印象が強い。