オープニング、エンドロールでタイトルのアルファベットである《G.T.A.C》が強調されるのがまたカッコイイ。
そして、それはDNAの基本塩基であり物語にも強く絡み合うというのに唸ってしまう。
何てお洒落なんだ‼︎
遺伝子組み替えが進み優劣を遺伝子レベルでつけられることになった未来。
こんな未来に何だか嫌忌すら感じてしまいますが出生前診断も昔の人からすれば何ら変わらないのかもしれない。
俳優陣が素晴らしく物語に引き込まれます。
イーサン・ホークの何とも憎めない困り眉がまた切なくて、彼を応援したくなりました。
彼が劇中ワイングラスにタバコの煙で作る「タイタン」は喫煙者ではない私もやってみたい‼︎
(行儀悪いので外では躊躇われますが…^^;;)
ジュード・ロウは最近の作品は優男ばかりですが少しニヒルな役どころで、影を背負った青年の危うさが上手く表現されており彼の心情に心が痛みました。
言わずもがなユマ・サーマンは聡明で美しい。彼女の存在がまた一つこの作品をお洒落に品良く彩りを与えてくれています。
「遺伝子が完璧」だから「完璧な人生」を歩めるかというとそうではなく『幸せは自分の心次第』なのではないかと思います。
あ、相田みつをさんみたいなことを言ってしまいましたね( ´艸`)