ちはな

ガタカのちはなのレビュー・感想・評価

ガタカ(1997年製作の映画)
4.0
倫理は別として 技術的にはこういう事が可能になっちゃうかもね

遺伝子操作により優れた知能・体力を持ち 病気の可能性を排除するなどして生まれる「適正者」と
自然妊娠によって生まれた「不適正者」が共存する世界

出産直後の検査で 心臓疾患の可能性あり 寿命約30年と宣告される「不適正者」ヴィンセントと
優秀な水泳選手でありながら金メダルには届かず(2位じゃダメなんですか?!)自殺未遂で車椅子生活の「適正者」ユージーン
このふたりの関係が ギクシャクから同化するように変化していく

ヴィンセントには「適正者」の弟がいる(嫌な環境)
つくられた天才の弟と違い 彼は
努力の秀才といった感じ

宇宙飛行士になる夢の為 危ない橋渡ってるヴィンセント
その情熱をジェロームは 自らの夢に変え 自らの人生の失敗やら虚しさやらを ヴィンセントの夢にかけた
「体(身分)を貸すかわりに 僕は夢をもらった」
そういって 最後にとった彼の行動は いろんな解釈ができるんだけど
切ない( ノД`)

気取ってる風なセリフが 浮いてなくて秀逸
ユマ・サーマンが『美』です
一番衝撃だったのが スーツ姿で涼しい顔して宇宙に旅立ったこと
未来って凄い
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