Harumomoru

ガタカのHarumomoruのネタバレレビュー・内容・結末

ガタカ(1997年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

メインキャスト3人がとにかく魅力的でした。
映画(とくに洋画)の恋愛模様では、ステップを簡単にふみこえられないようなテーマがあるときを別にして、すごくスムーズにキスやベッドインするような印象があります。
この作品はラブストーリーではないかもしれませんが、
キスやそれ以上の行為へ進むまでの物語の進み方に説得力があったような気がします。
ビンセントが不可能を可能にしたことは、彼の努力はもとより「お前には出来ない」と可能性を否定しながらも、彼を大切に育てた両親の愛も根底にはあったと思う。
刑事が弟だったのは偶然過ぎの気もしました。
尿検査の係員の行動が感動的。
ラストのユージーンの選択が衝撃的で、まだ余韻が残っている。
現在遺伝子の操作が行われないまでも、それに近いこと(よりよい遺伝子をもっているひとを相手に選ぶ行為)を本能で人間はしているのかもしれない。
この作品はこれからも何度か見てみたいです。