MMM

ガタカのMMMのレビュー・感想・評価

ガタカ(1997年製作の映画)
4.5
「欠点ばかりを探すことに夢中になっているから、本当のとこが見えてこないんだ。」

『GATTACA』は、SF映画の隠れた(今や隠れてないかも?)傑作ですね。
何度みても、胸に熱さが沸き立ってきます。

遺伝子操作が普及し、今や生まれてくる子どもは、ほとんど全てがデザイナーズベイビー。
遺伝子的欠点が全て排除された、まさに完璧な個体の人間として生まれてくる。
そんなことが〝普通〟になった世界で、主人公は神の子として、自然生殖で生まれてきます。
色んな生物的欠点を持った主人公の夢は、「宇宙飛行士」です。
本人にはいかんともしがたい、遺伝子的優劣が、外見や精神やその他、何よりも評価され、それのみで自分の職も人生も決まってしまう世の中。
遺伝子的に劣る主人公は、遺伝子的に優れた人間のみに許された、宇宙飛行士になる夢を叶えることができるのだろうか、、、。

ザッというと、そんなストーリーです。

観る者は、主人公の「夢を必ず叶えてみせる」という飽くなき努力と奮闘に胸を打たれること間違いなしです。

僕がこの映画から受け取ったメッセージは、
「無思考にならず、誰かに可能性を決めさせず、自分の人生は自分で決めろ」これに尽きます。

みなさんも、ぜひご鑑賞をあれ♪
MMM

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