risao

ガタカのrisaoのレビュー・感想・評価

ガタカ(1997年製作の映画)
4.3
気になっていて、やっと観れた!

生まれた時から遺伝子によって人生が左右され、世界の話。
遺伝子を生まれる前に操作することもできるけど、運命に任せ劣性で生まれた子は、どんなに優れていても遺伝子だけで判断されてしまう。生まれたときから寿命まで何もかも分かってしまう。
怖い世界だと思ったけど、差別はどんな時も変わらないテーマなのだと思う。
劣性で生まれた主人公ヴィンセントには宇宙飛行士になる夢があるけど、宇宙飛行士は優性遺伝子じゃないとスタート地点にも立てない。そこで、事故で下半身不随になってしまった優性遺伝子の元水泳選手の遺伝子を借りて成りすます契約をすることになるけどもそこからが、もう!(遺伝子で全て人を判別されるから顔が全然違ってもなんとかなってしまうの怖すぎ)

サスペンス要素もあってあっという間でした!
私はジュードロウが演じる優性遺伝子を持つジェロームに感情移入してしまった。完璧な遺伝子で生まれても下半身不随になってしまったらその時点で遺伝子なんて関係なくなってしまうから。感謝している、とヴィンセントに対して言っていたけど、どんな気持ちだったんだろう。すごく悲しい結末だった。
最後の検査医のところも、胸が苦しかった。。
ヒロイン役のユマサーマンも大変美しかった。

SF映画だけど、メッセージ性が強く、人間味のあるストーリーに感動しました。
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