こーじ

ガタカのこーじのレビュー・感想・評価

ガタカ(1997年製作の映画)
5.0
人となる前に人生の決まる、手が届きかけた未来。無機的で単色の空虚な地上。海藻が茂り、人造の世界と異なる力の働く母なる海。その浜で自らを削り取る姿が痛む。無限に広がり或いは消える人間の可能性。カットされたエンディングが伝えるものも重い。