遺伝子操作によって優れた知能と体力を持つ「適正者」と自然妊娠で生まれた「不適正者」。
生まれた時点で失格の烙印を押されてしまう、「不適正者」にとってなんて救いようのない世界。
そんな中でも、「不適正者」ながらも宇宙飛行士を目指すヴィンセント(イーサン・ホークの)類稀な努力が素晴らしかったです。
ヴィンセントはトップクラスの遺伝子を持ちながら下半身不随の生活を送る「適正者」のジェローム(ジュード・ロウ)の協力を得てジェロームに成りすまして夢を追いますが、この2人がそれぞれ苦悩を抱えながらお互いに協力し合ってそれぞれの人生を生きていきます。
「身体を貸す代わりに夢をもらった」
ジェロームがヴィンセントに言ったこの台詞、そしてこのあと彼が取る行動が切なかったです。
ちなみイーサン・ホークとユマ・サーマンはこの映画の共演をきっかけに結婚したみたいですね。(後に離婚していますが)