率直に言うと、まあまあ期待外れでした。
プロレスそのものは、やっぱり前作より知能のある怪獣との戦いな訳ですから、
柔道の「体落とし」とか「背負い投げ」みたいな動きをしてたり、武器を使ったりしていて、
前作の相撲らしいプロレスとはまた違った面白い戦いをしていて良かったです。
ただバトル以外に良いところは、一個も無いです。多分。
まあこれに関してはもう上げるまでも無いでしょう。
極限まで薄めたキャラクターの数々
場を盛り上げる為だけに作られた継ぎ接ぎだらけの展開
前触れもなく現れる突飛な設定などなど。
「こういった映画に付き物ではあるのである程度耐性付いたかなぁ」と楽観視してましたが、いざ見ると結構気になるものですね。
あと小栗旬は…正直要らない…
結局白目向いただけで全然活躍しないし、彼が芹沢猪四郎の息子であらなくてはいけない理由もよく分かんないままです。
怪獣の為に死んでいった父に反発して、敢えてモナークとは正反対の道に進もうとしたのか、動機は定かでは無いですが、
このシリーズの重要人物の血縁関係のある人物にせずとも普通にモブキャラ程度の扱いにしといても良かったんでは無いでしょうか、
全体的な感想として、派手で面白いプロレスがあった割には薄味というか、記憶に残りにくい映画でした。
vsと銘打ってる訳ですし、戦いに決着付けてどちらかが死ぬぐらいの展開期待していたのですが、
そんな事もなく想定内of想定内の展開で終わってしまい残念です。
折角7年前から計画されていたシリーズの一つの区切りとなっている作品なのに、こんな感じで良かったのでしょうか…?