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アズミ・ハルコは行方不明のzunzunのレビュー・感想・評価

アズミ・ハルコは行方不明(2016年製作の映画)
2.2
目まぐるしく場面と時間が交差する作品。
この斬新な手法が自分には合わず、脂っこいスパゲティや炒飯をごちゃ混ぜにし、それを食べさせられているような気分になった。新しい感覚とも言えるが、強烈な拒絶反応を起こした。
原作もこんな内容なのだろうか?

グラフィティの顔はインパクトがあり、蒼井優の出演シーンなど良い所はあったが、狙った演出はことごとく不快で詰まらない。
最後の無理やりなメッセージもどうでもよくなる。

グラフィティをするきっかけが、ドキュメンタリー作品『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』に影響された為。
そのドキュメンタリー作品の中で、後にアーティストとして祭り上げられるティエリーの"ザッピング"映像を観てバンクシーが言い放った一言。
「まるで見るに堪えない90分の悪夢」

自分にとって『アズミ・ハルコは行方不明』はそんな作品だった。
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