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アズミ・ハルコは行方不明のHSのレビュー・感想・評価

アズミ・ハルコは行方不明(2016年製作の映画)
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原作山内マリコなの知らなかった、ここは退屈迎えに来てもそうだったけど、地方都市あるあるのヤな感じが上手。なにものかになりたいけど、何にもなれない28歳の心情描写もリアル。ちょっとだけ歳下の子の未来に余白がある感じがまぶしくて、焦れば焦るほどいろんなことが言葉にならなくて。ちょっと先を行く人を見ても、自分が同じようにやってけるビジョンもなくて。そういうの吹っ飛ばす女子高生たちの魅せ方もよかったー、視点逆なモテキ観てる感じ。

視点を変えて繰り返すループと感情の爆発でストーリーを加速させる構成、いつも劇場で観る松居大悟でうれしい!三浦さんもそうだけど、演劇出身の人が映画撮るときにワンセットでいろんなシチュエーションを一気に展開させるシーンがあるとテンションあがる!こういうときのひゅーいの芝居、生っぽくて好き。主題歌のチャットモンチーも世代的にまちがいない感じ。べつにいいっちゃ良いんだけど、まあオチはわかんねえよ…
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