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ジャック・リーチャー NEVER GO BACKのmatchypotterのレビュー・感想・評価

3.7
2作目。
“ジャックリーチャー”、第2弾。
前作も原題は『Jack Reacher』なのに、なぜたが邦題は『アウトロー』。

その当時、その邦題を付けた理由を聞けたことがあって、確か「いくらトムクルーズと言えど、“ジャックリーチャー”と題しても何のことかわからないから」と教えてもらった気がする。

確かにその通りではあって、“マーヴェリック”でも“イーサンハント”でもないので、歴史上の人物でもない役名推しは確かにリスクはあるな、と思った。

『アウトロー』、それでいうと『コラテラル』『オブリビオン』『ザマミー』みたいなものか、1単語的な。

その方が、タイトルに意味があるような気がしてサスペンスや話の裏に潜む雰囲気を醸し出しやすいのは何となくわかった。

で、何となくそういうことかぁ、と思ってたら、2作目。『ジャックリーチャー NEVER GO BACK』て、原題の“ジャックリーチャー”に戻したのかよ、と。

まさか本当に続編が作られるとも思ってなかったのかも知れない。
それになんだかんだ“ジャックリーチャー”の名前がメキメキ頭角を現してきたとも言えなくもない。

こうなると、1作目を『ジャックリーチャー』に直して欲しくなる。逆に『アウトロー』はそこまで定着してないような気もするから今からでも改名、遅くないのでは、、、。

1作目はアクションもそこそこあったけど、サスペンス色が強めの問答が多かった。
2作目でも、その路線は大筋で変わらないまでも、動きは1作目よりあった印象。

トムの表情、年齢もあるからか哀愁も漂う。
今回は“ジャックリーチャーの娘”なる存在が浮上し、さすがの鉄の顔と体を持つ裏の執行人にも人間じみた部分が出る。

自分の捜査中に、出会った人間が偶然を装って殺され始め、当局に自分の関与を疑われる展開。

またしてもハメられて、自分に罪を着せられそうになり、それどころか自分の娘なる存在の情報が舞い込み、公私混同入り乱れて彼の身の回りが慌ただしくなる。

今回も、守るべきものを守るために自分が汚れても鉄槌喰らわす、は変わらないが、前回よりもその関係値が血縁的な由来の可能性もあり、ジャックリーチャーもいよいよ背に腹はかえられない展開。

その辺りの彼の必死さが、この事件性の逼迫感にもリンクし、ハラハラしたことは間違いない。

もうこれだけ間が空いてしまったので続編はないと思うが、これはこれで無限に作れるシリーズ。
やっぱり、トムは無敵。

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TSUTAYA DISCAS運営の映画コミュニティサイト「Discover us」にて同アカウント名でコラムニストをさせて頂くことになりました。
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別視点で色々映画について書いていこうと思います!ご興味ある方は是非お待ちしております!
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