「共犯」でヒロインの友達役をやっていたウェン・チェンリンが出ているので見てみたけど、主人公は「共犯」の主人公だったのね。印象が違ったので分からなかった。
未熟な二人と現実の高い壁、というテーマを「ブルーバレンタイン」的な趣向で描く青春映画と言うか人間ドラマと言うか。ひとつ、ふたつならともかくこれだけ不幸が揃うと辛い。どんどんドツボに嵌ってく二人の切迫感が心に迫って切ないだけにラストシーンが輝く。
この手の話だと荒唐無稽な「現実」になりがちたが、ドラマ性とリアリティのバランスが崩れてなくて良かった。これは掘り出し物。