このレビューはネタバレを含みます
薫と主人公との関係性をもう少し描いていたらもっと引き込まれたかも。
普段、精神的に追い詰められてる人って自分には無関係だと決めつけ易い。
でも思ったより簡単に人は不安定になる。
薫は主人公に叶えられなかった思いを託した気がする…
まぁ託すまではいかなくても、最期まで主人公への気持ちは持っていたと思う。
自殺について考えてみると悲しいだけじゃなくて、１つの手段・選択肢と考えられる気がする。
苦しすぎてそこから楽になりたくて選んだ選択肢なら、悲観するだけで終わってしまうのは寂しい気もしてしまう。
かといって、本当に自分の親友が自殺したらそんなことは言えないことも事実…。
普段当たり前のように生活してるけれど、生と死の境界は案外遠くないのかもしれないと気付かされた映画でした。
