私が「良い映画だったな」と思うときの基準は、「もし自分にこんなことが起きたら…」と自分ごととして考えられる瞬間があることなんですが、この映画はそういう瞬間がふと、多々ありました。
映画中盤までは「…
全てを語らない受け取り手に全て委ねる系の映画。
盛り上がりのない淡々とした映画だが、その中でどこか悲壮感や、22歳ならではの大人と子供の間みたいな空気感、後半になるにつれ綺麗になる景色、映画だけど…
2016
青春を共にした親友の葛西薫(小林竜樹)が自死。それを受け入れられない村上漣(仲野太賀)は亡くなった理由も分からない。薫が描き残した大切な1枚の絵は薫の中学時代の同級生•斉木環奈の姿。
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足掻いたり探ったりしてみても本人が何に絶望してたのかは誰にも分からない。
アイツが本気で好きだった女の子も会ってみれば結構性格キツかったり。
良くも悪くもこんなもん。なんとなくで折り合いつけるの…
走れ、絶望に追いつかれない速さで。
素敵な言葉だと思います。
暗闇の中で立ち止まって心を蝕まれていくくらいなら、その暗闇すら振り解いてしまうくらいがむしゃらに走り続けてみるのもいいのかもしれない。落…
映像綺麗
途中で出てくる猫がめっちゃかわいい
死んだ薫に対して、本当はどんなやつだったんだろうって考えるところがなんか良かった。
無関係なまま死なれた方がしんどい。って思わせないようにしたいけど…
なぜ?とともに残されるのって辛いよね。
その答えを探す旅。
漣は薫が描いた絵を見て、「翔ぼうとしたんだな」って理解したのかな。
その答えが真実かはもう永遠に分からない(そもそも私の解釈も合って…
このタイトルって、「絶望には正面から向きあわず逃げて逃げて逃げまくれ」という意味になりえますよね。私には実際にそう言ってる映画に見えました。この映画、ストーリーの繋がりや、登場人物の思いは、言葉では…
>>続きを読む©『走れ、絶望に追いつかれない速さで』製作委員会