いつかの記録。
残る印象を頼りに。
初めて日本で公開されたモンゴル発の作品。
出演している人たちはもともと役者・俳優を職業としているわけでない素人による演出。
しだがって、だからこその自然な演出に映る。
6歳になるヤンチェン・ラモと、その父と母。そして父方の祖父。
その一家に焦点を当てたおはなし。
まさしく日常を切り取ったような印象のみが残り、一切の非日常な出来事の無い構成。
静かな話の流れに、だからこそ入り込めるのかな。
他国資本の製作でなく、地元発であるからこそ飾られない素のモンゴルを垣間見ることができた気がする。
いつか訪れたい。