インド人でヒンドゥー教の信者パワンことパジュランギおじさんが、迷子で声の出せないネパール人少女をネパールにいる親元へ届ける話。
インドに取り残され完全に迷子となったネパール人少女シャヒーダーちゃんなんですが、悲壮感漂っているかと思いきや案外そうでもなく、パワンに懐いていつもニコニコ。
それがまたかわいいこと。
その少女をネパールに送り届けるパワンはバカがつくほどの正直者で、曲がったことは大嫌いな漢。
道中あまりに不利な場面でもバカ正直に答えるがために、シャヒーダーちゃんを呆れさせる場面もあります。(それでもニコニコかわいい)
旅を通して成長したり(シャヒーダーちゃんのために逃げること、偽ることを覚えた)
優しすぎる協力者が現れたり
あまりにうまくできすぎているなという気持ちもありますが、こういう優しすぎる世界がもっと浸透すればいいのになと思いました。
また、迷子を親元に届けるといったロードムービーの中に、国際情勢を取り扱った強いメッセージを盛り込んだり、急に歌って踊るインド映画特有のスタイルは今後どれだけインド映画が大きくなろうとやめないでほしいですね。
やっぱりインド音楽は良い