きりん

バジュランギおじさんと、小さな迷子のきりんのレビュー・感想・評価

4.3
パキスタンに住む声が出せない障がいを持つシャヒーダー(ハルシャーリ・マルホトラ)が母と共にインドのイスラム寺院に願掛けに行った帰り道迷子になってしまう。そこで出会ったヒンドゥー教ハヌマーン神の熱烈信者バジュランギおじさん(サルマーン・カーン)が母親の元に送り届ける話🇮🇳🇵🇰


インドにひとり取り残され迷子になることとなるシャヒーダーが銀河一可愛い♡言葉を持たずコミュニケーションが取りにくいけど自由で可愛いが過ぎるぜよ🥰他人の家に勝手に上がり込みチキンを貪る姿何度でも観れる✨ここでのバジュランギおじさんとのやり取りも最高に笑った🤣

このバジュランギおじさんがバカがつくほどお人好しで真面目オブ真面目。ハヌマーン神が猿の顔を持つため猿が現れる度に祈り捧げるほど信仰心熱いのだ🐒 国境越える時なんかはバカランギなのか?と思うシーンもあります🤣シャヒーダーと出会う事で彼の変化も見逃せないし、愛の男でもあった。

そんな2人だけど喋れないためどこに送り届けたらいいか全く検討がつかない。ひょんなことからパキスタン人であることがわかるけど……つまりイスラム教であり異教徒。


インドとは歴史的にも長く対立する国🇮🇳💥🇵🇰
宗教や政治的違いがあるなかで国境を超えることも一筋縄には行かないのだ。

両国の緊張感ある社会情勢をバジュランギおじさんの純粋さが溝を埋めていくようで心がほっこりする。

宗教や歴史的背景なんて関係ない。そんな垣根を越える涙なしには観れない最後の光景は素晴らしかった😭いつか複雑な両国関係が仲良く手を結ぶことを願わずにはいられなかった。
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