長かった、長かった・・・けど、インド映画で初めて泣いた
過去に観てきたインド映画がアクションばかりなのもあったけど、本作はちょっと毛色の違うインド映画を観れたのは良かった
初登場時のパワンがキービジュアルと見た目が違っていて最初はシャヒーダーがこの人についてくの?と思ってしまったけど、改めてキービジュアル観るとなるほど、同一人物と納得
とはいえ、インド流のコメディかなという感じでパワンが登場した後の前半は結構、笑えるパートがあって歌と踊りを楽しんだ
一転、後半は笑えるパートもありつつも、暗く重い話
過去に生じた傷の向き合い方を監督なりに表したかったのかなと思えた
ラストはある意味テンプレ通りの展開かなと思ったけど、そんなシーンを観つつ、「それ、やられたら泣くよ!?」と思わずにはいられなかった
重い後半ではあるけど、そんな中で常に正直に生きるパワンがちょっとしたブラックジョークみたいになっていてクスっとなってしまう
あまりにも正直に話しすぎるパワンに、喋れないのに思わず「あちゃ~」って感じの演技をするシャヒーダーが面白くて見どころの一つ
とはいえ、RRRのようなアクション映画と違って要所要所の見せ場は少ない印象で、ただでさえ長い上映時間だけど、体感的にはもっと長く感じた
最後はドキュメンタリ番組のような実際にあったかのような展開は胸アツだった。