底抜けに正直なインド人、バジュランギおじさん。
パキスタン人の声を発することができない迷子の少女(シャヒーダー)。
この二人が出会うことで、奇跡が起こる、そんな素敵なロマンス映画です。
前半は、この二人の生い立ち。
後半は、ロードムービーになります。(もう一人、映像ジャーナリストのおじさんナワーブもいい奴なんすよ)
「母を訪ねて三千里」的な感動ですね。
バジュランギおじさんは、純粋で、嘘をつかず、悪いことをしない。
そんな彼に、惹かれて、ついてくるシャヒーダーがとにかく可愛い。手を挙げてうなづくとこなんて愛らしいじゃないですか。
何より、少女のために何も顧みず行動する男の姿に、多くの人たちが感銘を受けて、変わっていく光景は圧巻でした。
バジュランギおじさんは、ヒンドゥー教徒。
シャヒーダーは、イスラム教徒なんですよね。インドとパキスタンが同士で対立(宗教だけでなく、経済的、政治的に)している、その社会情勢までは知らなかったのですが、
国同士の対立、宗教の考え方をも超える「愛」があるんだって思わせる、強い映画でした。
(少し気になった点もあったのですが、それはコメントにて。)
→ブッチさんがコメントにて自分の抱いていた疑問を解決してくれました!改めて素晴らしい映画だなぁと感じさせてくれました。
映画ってある程度、リテラシーないと深く理解できないものもありもったいないなぁと感じました。ただわからなくても、こうやって教えてくれてる方もいて、理解できました。本当にありがたい。