このレビューはネタバレを含みます
85年公開。
押井守が抜けて新体制となってからの劇場版。
絵柄が丸くなり、POPでカラフルな色彩(と際立つ光陰)が「ザ・八十年代アニメ」。
所謂「ちゅどーん!」も多用される、そんな時代。
ストーリーも軽やかになったわりにはテンポが鈍く、冗長。
よく判らないモノをよく判らぬ理屈で解決させるとゆー、典型的なしくじり構成。
演出やシナリオではなく、作画クオリティのみに傾倒する姿勢は良くも悪くも時代を反映しており、
一部のアニメファン(アンチ押井)には受け入れられた、のだろうか。
ラムが消えた友引町とゆー試みは、
映画オリジナルキャラのガッカリ感含め、
成功とは言い難い。
ラムってキャラは、じつは動かすには難しいキャラなんだよな。
だからストーリーの先導役にすると大概上手くいかない。
(続く)