マンホールの奥底に潜む犯罪者が、夜な夜な女性を攫っては殺し攫っては殺しする話なのですが、この犯人が魅力的に描かれていないのです
極端な話ですが、女子高生ばかりを攫うだとか攫った女の子をいたぶっていたぶっていたぶっていたぶって殺すなら面白みもあるのでしょうが、拷問をするでなし、血が飛び内臓が散らばり吐き気を催すようなこともなく、なんとなく攫ってなんとなく脅かしてなんとなく殺す、これでは何一つ魅力が伝わりません
なんというか、美学も何も感じられないのです、最後の最後で家族が欲しかったのかなと匂わせるシーンはありましたが本当に一瞬でしたからね、グロさも背景もオリジナリティもない普通の犯人で、一山いくらの凡作だったと思います
あと、そもそも妹が姉の言いつけに背いて迎えに来たりしなければこんなことはおきなかった説、これも「言いつけに背いてまで迎えにきたかった理由」が全く描かれていないからやっぱりもやもやするのです