パグレ

アドバンテイジャス/アドバンテージ 母がくれたもののパグレのレビュー・感想・評価

3.1
飛躍的に発展した近未来、その発展速度に追いつけておらず、未曽有の就職難が到来している。
各地で散発的にテロが発生したり、知識面でも技術面でも優秀な主人公が解雇されてしまったり、主人公の娘は受験でトップクラスの成績を収めたにもかかわらず定員の都合で不合格になってしまったり、社会のバランスは崩れてしまっていている。

ディストピアの一歩手前、といった感じだろうか?
進歩したはずなのに生きづらい、煌びやかなのに重苦しい世界で、悩み苦しみながらも幸せであろうとする母子の話だ。

ストーリー全体を通して明確なテーマが定められており、ブレることなく話が進行する。良く言えばストイックだし、悪く言えば娯楽性に欠けるともいえる。なので、この映画を楽しめるかどうかは見る人によってガラリと意見が変わることだろう。
パグレ

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