ゆ

コインロッカーの女のゆのネタバレレビュー・内容・結末

コインロッカーの女(2015年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

○ヒューマン
○スリラー
○恋愛
●韓国映画
●闇金
●捨て子


▪️どんな話?
コインロッカーにへその緒がついたまま捨てられた赤ちゃん。10番ロッカーに入れられていたことから10を意味するイリョンと呼ばれていた。
ホームレス生活を送っていたところ闇金経営する女社長の元に売られ、そこで育てられる。

月日は流れ少女と大人の中間くらいまで育ったイリョンは、女社長の仕事を手伝いながら暮らしていた。
借金の取り立てで向かった先の男に惹かれ、今まで無で生きていたイリョンに何かが芽生えるー。


血の繋がりはない家族がそれなりに組織としてまとまって生活してたけど、それが崩れていく。
みんなが殺したり殺されたり自死したり…最後に生き残ったのはイリョンだけで、母の家業を継いで生きていく。


▪️感想
未体験ゾーンの映画。
韓国映画らしい暴力描写やじめっとした感じが存分に発揮されてる◎

ストーリーは単純明快!


“母“役の女優さんきっと元は美しい人なんだろうに、闇金で荒んだ感じの見た目がすごくハマってたな👏
でもどこかしら気品みたいなものがあるからアングラ感は不足気味かな〜
と、思ったけど元息子にした仕打ちが最高に痺れた…!!
「角膜は一つ」ヒューーーッ!!!!


知恵遅れのホンジュの演技がよかった🙌
人を殺す仕事前にさらっとイリョンの服を「綺麗だね」って褒めるシーン好き。


イリョンが母を殺しにいく前の電話で、イリョンが自分を殺そうとしたのか?と問うけどそれに否定も肯定もしないのかっこいいし(ほんとは別の人が殺そうとしてた)
その電話直後のイリョンの涙流すタイミングと流れ方が完璧💯


ラストシーンのコインロッカーに入れられた養子縁組の書類は泣ける、、
しかも綺麗なワンピースで撮った写真を証明写真にしていて、血の繋がりはなくても母は母として愛してたのかなぁ…って思えたシーン◎
ゆ