脚本、演技共に掛け値無しの最高クオリティ。
短期間の物語を控えめなカメラで淡々と描いているのに、物凄いエネルギーと感情の機微を気迫迫る表現で伝えるのが台詞と音楽と顔。凄いの一言。
夫の死を目の当たりにしたジャッキーが自宅で宴を繰り返し崩壊して行くシーンは完全にトラウマとなるでしょう。
序盤から一貫して美しく神妙な音楽と音像が続きますが、突如鳴り響く牧歌的な歌の力が凄い。ナタリーポートマンの姿勢、動き、表情全てが一つの思いを寸分違わず表現していました。
かったるい映画だと斜めに見始めても、最終的には号泣させられます。
衣装デザインは言わずもがなですが、群を抜いた美しさ。拍手。