このレビューはネタバレを含みます
タイトルのマジカル・ガールは実はバルバラのこと。
ほぼ裸みたいな水着でくつろぐひとたちの中に上下真っ黒で額から血を流した状態で行くコントラストとか、赤ちゃんを抱いた時の発言とか、かなり魔女っぽい。
数学教師とバルバラには結局どんな過去があったのかわからなかった。売春組織の女親分が「逃げたことは構わないけど、私を怖がったことは許さない」という発言があったが、過去にこのひとと組んでいた時に足抜けしようとして教師に助けてもらったんだろうか。
(そうだとしても、そこまで肩入れする経緯はわからない)
ジグソーパズルの最後のピースが見つからなかったのは、まっとうな世界に復帰しようとしたら無理だという暗示だったのかもしれない。
予告編やリーフレットから、「予想できない」展開ではないから、そこを期待すると肩すかしになりそう。
グロや痛いシーンは直接映さない転換の仕方と、シーンごとの色のトーンの違いばかり観ていた。
誰かに薦めたくなるほどではない。