Masataro

海賊とよばれた男のMasataroのレビュー・感想・評価

海賊とよばれた男(2016年製作の映画)
3.2
原作は未読です。

映像や役者がしっかりと戦時と戦後を表現されていました。

民族系の誇りというかこだわり、石油を失った事での国家の損失を目の当たりにした者ならではですが、普通なら屈して幾ばくかの甘い汁を吸う決断を下すのが普通でしょうが彼は戦った。

しかしながら、先見の明とギャンブルは紙一重。
「あんた戦争に行ってねぇじゃねーかー!」
このセリフにこの映画の評価点が集約しているように感じた。

博打に勝った経営者と負けた経営者も紙一重…

しかしながら、モデルとなった出光興産がメジャーのシェルと提携するというのが皮肉と言うか時代の流れと言うか… なんともですね…
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