Kaya

海賊とよばれた男のKayaのレビュー・感想・評価

海賊とよばれた男(2016年製作の映画)
4.5
わたしには難しいかな、とりあえず観てみよう、という感覚で観始めたら、意外と夢中になっている自分がいた。

岡田准一演じる主人公の国岡鐵造が、会社運営に関わっていた人々全員に対し、常に尊敬と感謝を忘れない姿勢が、素晴らしかったし、そんな人柄だからこそ「国岡さんが言うなら」と、どんな仕事でも並々ならぬ熱意と笑顔で立ち向かっていく人たちが彼の周りに集まっていたんだなと感じた。働く社会において、まさに見本のような、会社の本来在るべき姿が見られた。
そして、綾瀬はるか演じる鐵造の妻であるユキがまたよかった。最後の最後で「自ら身を引いた」ということがわかって泣いた😭

時系列が飛ぶし、石油については詳しくないので追うのが少し難しかったけど、戦前、戦時中、戦後と石油に関わる政治背景が少し勉強になった。
今の日本があるのはいろんな意味で命懸けで戦った人たちの存在が欠かせなかったことを知れただけでも、すごく意味のある映画だったと思う。
Kaya

Kaya