かわたん

君と行く路のかわたんのレビュー・感想・評価

君と行く路(1936年製作の映画)
4.0
酷い笑…motherのキャラやりすぎだろ笑。最後の夕次に「お母さんのバカ!」って言われて、半開きのまま固まるmotherの顔が忘れられない。あとなんかセリフ喋ってるときのmotherの首おかしいよな笑。
あと、夕次が月子を電車で見かけるシーンの曲が迫真すぎる。ヴァイオリンがキーキー行ってて不快ですらあるわ。朝次が車で疾走する場面も、これでもかと言わんばかりの迫真の劇伴、カメラワークで笑ってしまった(この演出は小津や溝口では見られないな)。
藤原釜足でも笑ってしまう。霞が亡くなった報せを受けて泣いてるときに、あいつだけ腕組みしてるのシュールすぎる。
それでも、気持ちいい構図もあったしな。距離を置いたすじかいの配置でどんでんするの好きだわ。相変わらずカット後の人物の振り向きとか強烈だしな。月子が霞の友人であると我々観客に発覚する(cu)も良かったし、特に、終盤の月子の振り返りながら「結構な話じゃありませんの」は、思わず「うわっ」ってなってしまった。
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