Naoya

ビニー/信じる男のNaoyaのレビュー・感想・評価

ビニー/信じる男(2015年製作の映画)
2.7
ボクシング世界ミドル級のチャンピオンであるビニー・パジェンサはある日、交通事故で首を骨折し瀕死の重傷を負う。しかし、ビニーはボクシングを諦めてはいなかった。マイルズ・テラーがチャンピオンのビニーを演じる、実話に基づく作品。ボクシング生命にとって致命的な傷を負いながらも、再起を目指す姿は痛々しいが、その分熱い執念、精神力、強い魂を感じる。感動作ではあるが、お涙頂戴ものにはならず、比較的しっかりと丁寧に描かれているので好印象。映画的な内容だが、実話と思うと人の真の強さを感じる。頚椎固定器具を装着しながらのビニーの姿は印象的。演じるマイルズ・テラーの気迫が出てます。主人公だけでなく、彼を支える家族や友人、そしてトレーナーの姿も印象的に描かれています。ボクシング自体の盛り上がりがやや欠ける内容ではあるが、軸が別でもあるので、展開の流れは良い。
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