ねこす

サークルのねこすのネタバレレビュー・内容・結末

サークル(2015年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

登場人物は50名、気がつくとどこかも分からない閉鎖空間に輪になって立たされている。足元には一人分の円が描かれていてそこから出てしまうと部屋の中央にあるオブジェクトから出る光線に撃たれて死ぬ。隣の人に触れても同じ。
床には輪になって立つ50人に向けられて矢印が描かれていて、ルーレットのように光るとその光が止まったとき矢印の先にいる人が撃たれて死ぬ。
混乱する登場人物たちだが、やがてその矢印は2分おきに光り必ず誰か一人を選択し殺し、自分たちの投票で誰にその矢印を向けるか選ぶことが出来ることに気付く。

この場にいる誰を死なせるか生き残らせるか、選択し続けるデスゲーム。

妊婦と小さな子どもは殺したくない
年寄りが死ぬべきなのか?
子供のいる人は生き残るべきか?
無宗教、同性愛、違法移民は命の価値がそうでない人より低いのか?
そして何より自分が生き残りたい

生き残るべく周りを説得しようとすればその主張が反感を買い投票される。
試行錯誤しながら、なんとか生き残るために話し合いを重ねていくが…。

皆足元の円から出られないし触れられもしないので、突っ立って口論するしかない。動きはないし死ぬシーンもアッサリしていて残酷さは無い。が、退屈さはなく引き込まれた。

ラストは「生き残り」がどうなったかは知りたいので、描かれてほしいところではあったけど、あれらの登場にはちょっとうーん…となってしまった。(アメリカさんはあれ大好きよね…)
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