閉鎖された謎の空間に閉じ込められた50人の男女が2分おきに1人が投票形式で消えて行く状況の中で行われる生き残りをかけたシチュエーション会話劇。
次に選ばれる”次に死ぬべき人”の数が減って行くたびに、それぞれが自分の生き残りをかけていろいろな理由をつけてマウンティングする。年齢、肌の色、生まれた国、病気を持っているかどうか、犯罪歴はあるか、子供がいるかどうか、社会的に守られるべき立場か、などなど。
自分を守るために他人を攻撃したり偏った発言をするものは淘汰される。声を上げず黙っていればそれなりに平和に生き残れる。それよりもう一段上に立って人々をコントロールする人が権力を持つ。
でも世界はもっと何か大きなパワーによってコントロールされている。
なかなか深い社会派ドラマでした。