しゃもじ

プレッシャーのしゃもじのレビュー・感想・評価

プレッシャー(2015年製作の映画)
4.8
この映画、自分にとってはめちゃくちゃ興奮する内容だった。

きっと潜水士の方のみならず、ダイバーなら興味のある内容だと思います。
なんと表現するのが正しいのか、うまく言い表せませんが、めちゃくちゃテンション上がりました。
水中ってホントに怖いし、陸上でもパニックになることが多い私が海に憧れているのもアホだと思われるかもしれませんが、
魚とかきれいな海とかそういう映像では全くないのにこんなにテンション上がるとは思ってなくて、むしろ自分ってこんなに海が好きなんだとびっくりしました。

潜水士の方がつけていたのがレギュレータなのかわかりませんが、水中で呼吸するときの音が大好きです。
なぜこんなに心地いいのか、もうずっと楽しかったです。

それはいいとしてストーリーもなかなかよかったですよ。
ジャンルがホラーとなっていますが、ホラー要素は全くありません。
潜水士として作業中の4人が、嵐により母船と切り離され海底200メートルで孤立してしまうという話です。
もちろん海底ですので空気がありません。常に残圧との闘いです。

どちらかというと「海底47m」に近い、ずっとハラハラが止まらないような映画でした。
それでいて、潜水士4人の個性や、過去、そして家族の話がしっかり描かれていて、見ごたえ抜群です。

最後、減圧症になりながらも何も装着しないまま浮上していく新米の潜水士がすごく印象的です。
全体的な評価は高くないだけに期待してなかったですが見てよかったー
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