GijoeGo

スランバー・パーティー大虐殺のGijoeGoのレビュー・感想・評価

3.6
低予算で女性監督によるほぼ演技経験の少ない若いメンバーでつくられたどこかのほほんとしたホラー作品。

80年代初頭のスラッシャームービー黎明期でジェイソンやブギーマンのようなモンスターではなく単なる連続殺人犯と女子高生との戦い。
単調になるかと思いきや女子同士のやり取りのディテールの細かさ、殺人犯の行動原理のリアルさが今見ても通じるものがある。

しかもフォーマットが決まってないのでファイナルガールが何人もいる新しさ。

ロジャーコーマン製作なのでお色気描写ありだが女性監督なのでいやらしさは無く健康的なエロが全編にに散りばめられてるので集中力が途切れない。
ほぼTシャツにパンティーやブラがスケスケのブラウスやホットパンツが若さをアピールしていて最高。皆さん低予算作品の割りに美人揃いなのもポイント高い。

殺人犯は逃亡者なので素性が初めから既にわかってる。なんなら顔出しもしてる。
電動ドリルといううるさいし目立ってしょうがないのをメインウエポンにしてるのも斬新。テキサスチェーンソーみたいに人里離れた一軒家ならわかるが高級住宅地の夜なら目立つと思うが…

他のホラー作品には無いゆるさ、ヌルさがあるが締めるところはきっちり締めるのは見事。

BGMが当時のパイプオルガンの様なシンセサウンドがイカす。
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